業者が行う蜂駆除時の疑問 Q&A
春から秋にかけて活発に活動し、時に人の命を奪う時もある危険な蜂が家の敷地内に巣をつくってしまったら…と考えるだけでも嫌ですが、実際に蜂が巣をつくってしまった場合は、素人が駆除を行うと危険な場合があります。
特にスズメバチなど、攻撃的で危険な種は、必ず専門業者に駆除の依頼をするようにしましょう!
駆除時に出かけていた蜂はどうなるの?
蜂の巣の駆除を行った時に、エサ捕りや巣材集め等で出かけていた蜂は、巣の駆除をしてしまったため、戻る場所がなくなってしまいます。
一週間ほどは巣があった場所を飛び回ることがあります。
その場合、巣があった場所に近付かないようにしていれば問題ありません。
蜂駆除は、出来るだけハチが巣にいる早朝や夜間に行うのが理想的です。
蜂は昼間の活発に活動している時間は、巣の材料を集めたり、エサを集めたりと巣を出て忙しく飛び回っています。
しかし基本的に蜂は、戻る巣がなければどこか他の別の場所へ飛んでいきます。
そのため、駆除後に飛び回る蜂については心配はいりません。
アシナガバチは、生き残りの蜂がいると、また同じ場所に営巣することが多くみられます。
アシナガバチ以外の蜂でも、まれに同じ場所に巣をつくってしまう場合があるため、業者へ依頼する時は保証がついている業者を選びましょう。
業者によっては、ワンシーズン保証や1ヶ月保証など保証内容や保証期間が異なりますので、見積もり時にきちんと説明をうけるようにしてください。
駆除用の薬品などを販売してもらうことは可能!?
蜂駆除を自分で出来るのではないか、自分でしてみよう!と思われる方もいるのではないでしょうか。
春頃の女王蜂のみで営巣活動をしている時期に巣を発見した場合や、初期のアシナガバチの巣であれば、完全な防備をした上で、適切な駆除を自分で行える場合もあります。
ただし、刺された場合は自己責任ですので、十分に注意する必要があります。
ここで使用する、蜂駆除用のスプレーや駆除業者が身に着けている防護服のレンタルや販売などですが、業者によっても異なりますので問い合わせをしてみましょう。
しかしほとんどの業者が、そういった駆除用のグッズを販売しているのは少ないのではないでしょうか。
どうしても自分で駆除を行う場合は、ホームセンターや薬局等でも、蜂駆除スプレーなどを販売していますので、適切な使用方法と使用量を守り、正しい駆除方法で行いましょう。
蜂駆除は非常に危険ですので、働き蜂の数が増え、巣も大きく成長している場合など、危険な時期や、危険だと判断した場合は無理をせず、蜂駆除業者へ依頼をしましょう。
蜂駆除にかかる時間はどのくらい?
蜂の種類や、駆除を行う時期、巣の大きさ、場所などによって異なります。
例えば初夏にアシナガバチの巣で、目線の高さなど脚立やはしごを使わずに駆除が行える場合は、短時間で出来ることが多いですし、秋頃のオオスズメバチの巣で、土中や樹洞などに営巣していた場合は、数時間かかることもあるでしょう。
また蜂駆除の経験が豊富な業者とそうでない業者によっても異なります。
お出かけの際でも、業者によっては立ち合いなしでも駆除を行ってくれることもあるので、詳しくは依頼する業者へお尋ねください。
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