イタチネズミハチ撃退マニュアル

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スズメバチとアシナガバチの違いって!?

日本には、4000種以上のさまざまな蜂が生息し、その種類や生態などは、さまざまです。
なんと世界には、20万種以上の蜂が生息していることが確認されているなど、とても多くの種類があります。

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その中でも、よく知られているハチと言えば「ミツバチ」や「スズメバチ」「アシナガバチ」「クマ蜂」などでしょうか。

また例えばミツバチでも、日本には“日本ミツバチ”と“西洋ミツバチ”が生息し、スズメバチでも“オオスズメバチ”や“キイロスズメバチ”“コガタスズメバチ”“ヒメスズメバチ”などを含む、3属17種が生息しているなど、その姿や性格、活動期なども多種多様です。

これらの「蜂」と聞くと、毒針を持っているため、刺される・攻撃されるといった、危険な虫という印象がありますが、日本で人に危害を与えることのある蜂は、女王蜂と働き蜂で構成されていて、集団で生活をしている社会性のある蜂の一部です。

多くの蜂の種類がある中で、刺す蜂と、そうでない蜂がいるのです。

刺す蜂と刺さない蜂

蜂には毒針があるから、わたし達は危険だと認識しています。

しかしこの毒針はもともと、卵を産むための管である〝産卵管〟またはそれが変化したものです。そのためオスには毒針はなく、メスだけが毒針をもっているため、ヒトを刺すハチは全て働き蜂ということになります。

刺す 刺さない
細腰亜目 広腰亜目
キアシナガバチ画像  
スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ等 ハバチ・キバチ・クキバチ等
胸部と腹部の間がくびれている 胸部と腹部の細さにかわりがない

つまり、人を刺す蜂と刺さない蜂の決定的な違いは、「針」の性質で、その性質は、腰がくびれているか、そうでないかによって異なることが多いようです。

人を刺さない広腰亜目の蜂は、「針を持っていない」というわけではなく、もともとの針の役目である産卵管としてのみ針を使用しているため、針の形はありますが、その針を使って人を攻撃し、刺してくるようなことはありません。

人を刺すことがある蜂の中でも、 ミツバチは比較的小型で、マンガやアニメなどでもお馴染みですので、見た目からもわかりやすいと思うのですが、スズメバチとアシナガバチの区別ってつくでしょうか?

パッと見、蜂に詳しい方でないと答えられない方も多いのではないでしょうか。それでは、この2種の蜂、どのように違うのかご説明していきます。

スズメバチとアシナガバチの違いって?

アシナガバチはスズメバチ科に属しており、スズメバチと似ている点があります。
そのためパッと見でスズメバチなのか、アシナガバチなのかどちらか判断するのは、一般の方では難しいかもしれません。

○オオスズメバチ

スズメバチもアシナガバチも、幼虫に与えるエサとして昆虫の肉をつかいますが、アシナガバチは、小型の昆虫だと毛虫やアオムシ、中型の昆虫だと蝶や蛾をエサとして捕まえます。
一方スズメバチは、

そしてアシナガバチは、スズメバチと違い小回りが苦手なため、俊敏さがありません。
スズメバチは、アシナガバチのように脚をダラリと伸ばしてフラフラゆっくりと飛ぶことはなく、直線的にすばやく飛び、その俊敏さがうかがえます。

巣の材料としては、両者とも木の一部を使用するなど似ていますが、スズメバチは枯れ木からかじり取った木の繊維を唾液のタンパク質などで固めたもので、一種の紙のようなもの使用していますが、アシナガバチは、樹皮の靭皮繊維を素材として、それに唾液由来のタンパク質などを混入するため、基本的にスズメバチの巣よりも頑丈です。

そして巣の構造が全く違います。
スズメバチの巣には外殻があるのに対し、アシナガバチの巣にはありません。
その為アシナガバチの巣は、外から蜂の巣らしい六角形の蜂の部屋が見えます。

またアシナガバチの巣は、唾液由来のタンパク質を混ぜて作られているためスズメバチの巣より頑丈です。

スズメバチ アシナガバチ
写真 IMG_4640 OLYMPUS DIGITAL CAMERA
営巣場所 基本的に雨風がしのげる閉鎖空間を好んで営巣。閉鎖空間
∟キイロスズメバチ・ヒメスズメバチ・モンスズメバチ・チャイロスズメバチ

開放空間
∟キイロスズメバチ・コガタスズメバチ

土中
∟オオスズメバチ・クロスズメバチ

基本的には開放空間に営巣。軒下、ベランダ、木の枝など。フタモンアシナガバチは場所を選ばず様々な場所に営巣する。
巣の大きさ 10~40cm程度。
最大で1mを超えるものもある。
 10cm程度。
巣の特徴 巣は色違いのうろこ模様・マーブル模様のようなものとなる。光沢のある外皮があるのが特徴。ボールのような丸い形をしている。(コガタスズメバチの初期の巣はトックリを逆さにしたような形をしている) 巣はシャワーヘッドのような形。
最盛期には巣の形はほぼ円形(円盤状)になることが多く、最大で直径15センチ前後になり巣上に無数の穴や白い幼虫などが見える。

攻撃性はスズメバチが強く、アシナガバチは基本的に大人しい性質をしています。

アシナガバチは農作物などにつく害虫をエサとして狩ってくれるため、益虫とされることが多く、あまり攻撃性もないことから、危険ではない場所では基本的に駆除を行わなくても共存していける蜂です。

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