イタチネズミハチ撃退マニュアル

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イタチの生態と特徴

建物内にイタチが侵入すると、ヒトやペット等の感染症などの病気の原因となったり、建物の破損やシミの原因、騒音、悪臭などさまざまな被害が発生してしまいます。

こうしたイタチ被害を防ぐためには、イタチの生態や習性などをしっかりと理解し、正しい対策を行わなければ、簡単に駆除を行うことは出来ません。また追い出したあとも巣や排泄物の撤去、消毒等をしっかりと行わなければ、イタチ追い出し後も悪臭に悩まされたり、喘息などを引き起こすアレルゲンが残っている状態となってしまいます。

さらに駆除、清掃、消毒後も再びイタチに侵入されないよう、忌避剤等を利用し、イタチに〝ここは侵入できないぞ〟と学習させることも大切です。

イタチかな?と思った場合は、出来るだけ早く専門の業者へ依頼するようにしましょう。

○イタチ シルエット

 

イタチの生態

イタチは日本全国に分布しています。

イタチは、もともと平野部や低山にかけて生息していましたが、近年では人家に棲みつくことが多くなってきました。
これは、エサが豊富で、天敵にみつからずに営巣でき、安心して子育てを行え、1年中快適に過ごせるよう天井裏や壁の中に断熱材が敷き詰められているため、安定した保温性などから、イタチが棲みやすい環境となっているためです。

人家への被害があるイタチの種類は「二ホンイタチ」「チョウセンイタチ」の2種類です。

ニホンイタチ チョウセンイタチ
写真 ニホンイタチ ○チョウセンイタチ
体色 茶褐色・暗褐色 黄褐色
体長 オス:30~37cm オス:28~39cm
メス:20~27cm メス:25~31cm
体重 オス:290~650g オス:650~820g
メス:110~180g メス:360~430g

ニホンイタチ

ニホンイタチは、ネコ目イタチ科イタチ亜科イタチ属に分類されるイタチです。
日本全国に分布しますが、北海道へは人為的な移入とされています。

基本的には年に1回、春頃に繁殖期を迎えますが、九州では年2回繁殖する例もあります。
1度に1~8匹、平均で4、5匹を出産し、子育てはメスのみで行います。

見た目は、口元は白色で、その上部から目の周りにかけては黒色となっており、明瞭なコントラストをつくっています。オスとメスの体色は同色です。成獣の大きさがオスとメスで異なり、オスはメスの1.5~2倍程の大きさとなっています。

チョウセンイタチ

チョウセンイタチは、食肉目イタチ科イタチ属に分類されるイタチです。
日本での自然分布地域は対馬のみですが、他の地域の分布は、1930~1950年頃に朝鮮半島から船に紛れ込んで持ち込まれた説や、毛皮の業者が養殖のために持ち込んだものが逃げ出して野生化した説などがあります。

ニホンイタチと同様、繁殖は年に1回春頃で、九州では年2回繁殖することが確認されています。
1度に2~12匹程出産し、チョウセンイタチは子育てはオスも行うようです。

口元からあごの境にかけてくっきりした白斑があり、ニホンイタチよりも体がやや大きく、尾が長いことが特徴です。

 

イタチの特徴

ニホンイタチ、チョウセンイタチに共通する特徴は以下の通りです。

  • 成獣の大きさはオスとメスで異なり、メスよりもオスが大きい
  • メスは非狩猟獣のため、捕獲が禁止されている
  • 一夫多妻制
  • 基本的には夜行性だが、場所によっては昼でも活発に活動する
  • 肛門付近の臭腺から悪臭を放つ
  • 胴長短足で、細長い体をしている

食性は雑食で、ネズミなどの齧歯類や小鳥の卵、ヒナなど小型の鳥類、カエル、昆虫類などを捕食します。またザリガニなどの甲殻類や魚類、自分よりも大きいニワトリやウサギなども捕食することがあります。さらに肉食だけでなく、農作物や家の中に侵入した場合は、生ごみや食品を荒らすこともあります。

 

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